Shares上で自己株式を管理できるようになりました。
2023-11-15
平素よりクラウド株主名簿システム「Shares」(以下、Shares)をご利用いただきありがとうございます。
Shares上で自己株式を管理できるようになりましたので、ご連絡いたします。
機能概要
Shares上で自己株式を管理できるようになりました
自己株式とは、貴社の保持する株式を指します。
一般に、自己株式には以下のような特徴があります。
特徴1. 自己株式には、議決権がない
特徴2. 自己株式に対しては、配当を実施しない
変更の背景
従来自己株式は他の一般株主と同様の取り扱いとなり、運用上種類株式機能などを活用して区別するしかありませんでした。
この度、直感的に自己株式を管理できるように、アップデートを実施しました。
自己株式の登録方法
自己株式を登録するためには、以下の手順で操作を行います。
手順1. 新規取引登録画面を開く
左上のメニューから「新規取引登録」をクリックします。
手順2. フォームに値を入力する
「株主名」を貴社と同じ名称の選択肢をご指定ください。
例えば「株式会社株主管理」という会社名であれば「株式会社株主管理」という株主を指定しています。
手順3. 「保存」ボタンをクリック
保存に成功すると、以下のような表示となります。
上記手順を実行していただくことで、自己株式が登録できます。
株主名簿上は以下の通り表示されます。
機能詳細
自己株式がShares上でどのように扱われるかを以下に記載します。
株主名簿
自己株式は、通常の株主と同じように表示されます。
ただし、株式取引がない場合は表示されません。
株式取引履歴をご登録いただくことではじめて表示されます。
自己株式の議決権はつねに「0」と表示されます。
株主名簿詳細画面
自己株式の情報は、基本的には会社情報と連動しています。
自己株式の情報を編集する際は、会社情報を編集する必要があります。
自己株式の情報を編集する手順は以下の通りです。
手順1. 株主名簿画面の自己株式の「名前」リンクをクリックする
手順2. 「編集」リンクをクリック
手順3. 編集内容をフォームに入力し、「保存」ボタンクリック
以上の手順を行った後、株主名簿画面を表示すると、編集内容が反映されています。
例外として「株主No.」「役職名及び役員または、他の株主などとの関係」のみ株主名簿詳細画面で変更可能です。
それぞれ初期値として「001」「自己株式」が登録されています。
お好きな値に編集していただいて構いません。
株主総会管理
自己株式は議決権を持たないため、議決権の行使ができません。
総議決権数からも除外されます。
例えば自己株式が 10株、その他の株式が 20株 の場合、総議決権数は 20個 となります。
また、自己株式は招集通知や議決権行使書の送付対象に含まれません。
配当管理
自己株式は配当の対象から除外されます。
株主名簿記載事項証明書
自己株式は株主名簿記載事項証明書の発行対象から除外されます。
株主リスト
自己株式は、株主リストの対象となる場合、ならない場合があります。
「総会総会又は総株主の同意等の別」の値によって分岐します。
ケース1. 「株主総会」を選択した場合
自己株式は、株主リストの対象から除外されます。
ケース2. 「種類株主総会」を選択した場合
自己株式は、株主リストの対象から除外されます。
ケース3. 「株主全員の同意」を選択した場合
自己株式は、株主リストの対象となります。
ケース4. 「種類株主総会」を選択した場合
自己株式は、株主リストの対象となります。
留意事項
自己株式は、Sharesの株主数としてカウントされません。
例えばスモールプランであれば株主数の上限は10名ですが、この10名に自己株式は含まれません。
株主10名 + 自己株式を登録することができます。
対象プラン
本機能は、フリープランを含むすべてのプランでご利用いただけます。
どうぞご利用ください。